こんにちは。
名古屋で中古マンション・中古戸建をおしゃれにリノベーションしているネクストカラーズのライター安井です。

いきなりですが、「リノベーション」という言葉がかなり世間的にも認知度が上がってきている中で、あなたは「リノベーション」を誤解していませんか?

例えば、リノベーション済マンションとして販売されている価格が高くて内装も中途半端な物件。リノベーション賃貸という業界人でもよくわからない用語。もはや、リノベーションという言葉が飛び交いすぎている状態で、ユーザーだけでなく業界も混乱してしまっている感じです。
以前にもお伝えしましたが、人口減少と空家の増加が問題となっている日本で新築物件の販売が頭打ちになることはもはや目に見えています。
不動産業界では数年前から日本も欧米のように中古物件を流通させていかなければという動きが特に活発になってきています。
しかし、日本の不動業界は古くから自ら、「新築の方が中古よりも価値が高い」という考え方を日本人の心の根っこに煽って宣伝し考えをこびりつかせてきました。なのでどうしても日本では一般的に、中古というだけで、不安、汚い…というイメージが切り離せません。
それを今さら、「中古もいいですよ!」なんて声を大にして言ってもなかなか浸透しません。
そういった点から、せめて見える部分、表面上だけでもキレイにリフォームして、きれいで清潔な印象に物件を装った上で販売します。
まぁそれでも、リフォームという言葉では、どれだけリフォームしてもしょせん新築には劣るよね…というネガティブなイメージが付いて回ります。
何とかそのマイナスイメージを払拭して、オシャレでしょ?という気分にするために、 「リノベーション」という魔法の言葉を使うことで、中古購入に消極的だったユーザーの気分を上手く煽りたくて必死な業界としての思惑が現在のリノベーションの単語地獄を招いています。
確かにリフォームよりリノベーションの方がおしゃれに聞こえますもんね。

表面だけのなんちゃってリノベーション済物件には注意

上述の感じだとリノベーションをメインとしている会社なのにリノベーションを否定している様に聞こえてしまっているかもしれませんが、もちろん、そんなことはありません!
ビジネスとしても日本の住宅市場としても中古市場が活性化していかなければならないのは当然の流れです。

人口が減り、住む人が単順に減り尚且つ空家がどんどん増えている。そんな状況で新築をどんどん建築するのが賢い選択でないことは小学生でもわかる算数ですよね。
ただ先に述べたように日本の中古物件のイメージはまだまだよくないので中古物件の市場価値を上げていく努力が必要です。

しかし問題なのは、自己主義な「売れればなんでも良いじゃん!」という姿勢で、中古物件を売り込もうとする一部の考え方です。そんな考えで家を売られてたユーザーは当然家に満足しません。今はネットで情報をなんでも共有できる時代、特に悪い情報は情報が回る速さも人の心への残りやすさも別格です。 
なのに、先ほどの考え方で中古物件を表面だけキレイにしてこれまではリフォーム済、として販売していた中古物件を、「リノベーション済」と文字を変えるだけのみせかけのおしゃれでユーザーへ販売する。
これでリノベーションの本来の定義を失ったなんちゃって「リノベーション済」中古物件のできあがり。

リノベーションとは...

リノベーションというものは、古くなって価値が落ちた物件を再生することによって新築以上の価値を見出すことに意味があります。
つまり自分自身がリノベーションの過程に関わらないと、中古物件が再生された価値が生み出す利益は自分に返ってきません。リノベーション済みの中古物件というのは、基本的には業者側に利益が還元されるように販売している、工事前の価格+再生価値がイコール販売価格になっていないのです。

自分らしいリノベーションを!

さて、本来のリノベーションの意味から本質が外れたリノベーションではなく、せっかくのリノベーションなのだから、本来のリノベーションをしてほしい…購入の前段階からしっかり準備して信頼できる不動産業者に依頼してほしいものですしそれをオススメします。
ネクストカラーズではそのための資金計画、物件の選定、リノベーションのデザイン設計・施工さらには家具の提案まで一貫してサービスを提供してしています。 

しかし、市場に流通させられているリノベーション済のなんとなく手軽で気楽そうな物件を購入検討する人が確実にいらっしゃることも事実です。多くの方は、簡単で便利、楽で受け身でよいというやり方をどうしても好むものです。
もちろん、私は自分自身で中身のひとつひとつのコストのかけ方まで、全てをコントロール、把握可能な本来のリノベーションをすることが最も安全で安心だと考えていますが、もし、手軽で楽な選択肢を選ぶ場合は、せめて、中身をしっかり見て判断をして下さいね。

WRITER
安井 俊満
マーケティング

インターネットの普及で現代は情報が誰でも簡単に膨大に見ることができるようになりました。 不動産・建築業界は専門用語も多く、なかなかわかりづらいもの。 正確且つ求められている情報を伝えることを信条に情報を発信していきます。 気になる情報や知りたい情報があればぜひお気軽にお問合せ・リクエスト下さい。

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