猫と一緒に快適な暮らしを送りたいとお考えの方、リノベーションをしてみてはいかがでしょうか。
今回はリノベーションの注意点やアイデア、費用についてご紹介します。

■猫との暮らし!リノベーションの際に気をつけること

猫の飼い方としては室内飼いか屋外飼いかの2種類がありますが、最近では猫を飼っている7割超の方が室内飼いをされているのだそうです。

室内で飼うことにすると、猫が交通事故に遭ったり病気をもらったりするということを避けられるというメリットがあるものの、一緒に猫と暮らすということを考えて家づくりをしていないと苦労することも多くあります。

室内で猫と一緒に暮らすと、壁紙や柱、タンスなどが猫の爪とぎに利用されてボロボロになりますし、頻繁に嘔吐をするためカーペットやソファが吐しゃ物で汚れてしまうということもあります。また、猫がマーキングをするので家の所々が非常に臭いという問題が起こることもあります。

さらには室内に猫が動き回るスペースがないので、猫が運動不足になって肥満気味になったり、ストレスが溜まっているように見えたりするということも室内飼いの難しいところです。

猫と一緒に快適に暮らすためにリノベーションをするのであれば、次の3つのポイントを押さえておくようにしましょう。それは、爪とぎ対策・キャットウォークの設置・トイレの収納の3つです。
これらのポイントを押さえた上でリノベーションをおこなうと、かなり快適に猫と暮らすことができるようになりますよ。
では、快適に猫と暮らすための家づくりのアイデアを紹介していきましょう。

■猫の習性を考慮したアイデア

■爪とぎ対策
猫にとって爪とぎは欠かすことができない習性なのでやめさせることは困難です。猫の爪とぎで壁紙がボロボロになってしまっていたりしているなら『腰カベ』の設置を考えてみるとよいでしょう。
腰カベとは床から腰の高さ当たりまでの壁を守るための仕上げ材です。もともと腰カベは猫の有無にかかわらず壁に傷や汚れがつかないようにするために貼っていた板材でしたが、最近では猫の爪とぎ対策用として使われるようになっています。
シラス壁も猫の爪とぎ対策に有効です。シラス壁は猫が爪とぎしても傷つかない強度があるだけでなく、消臭効果と調湿効果もあるといわれています。アンモニア臭などの嫌な臭いを分解してくれますし、室内にほどよい湿度があるようにしてくれる優れた壁です。

■キャットウォークの設置
キャットウォークを設置する場所としてメジャーなのが壁です。壁に猫が通れるような直線の通路やステップを施すことができますし、壁と壁の間にブリッジを架けることもできます。キャットウォークを設置することで猫の運動不足を解消することができますし、居場所が増えるためストレスが溜まりにくくなります。
壁にキャットウォークを設置する場合には、本棚のような収納スペースと併用するカタチで作ることによって空間を無駄なく使うことができます。キャットウォークやネコ専用のステップは板とL字金具とビスがあればDIYで簡単に作ることができますますので、ぜひ試してみてください。
キャットウォークと同時に設置しておきたいのが扉を開けずに猫が自由に出入りすることができる『くぐり戸』です。くぐり戸があることで猫が自由に室内を移動することができるので、夜中に「開けて~中に入れて~」という猫の鳴き声で起こされてしまうということもなくなります。

■トイレの収納
目に見えるところに猫のトイレが置いてあると、お客様が突然来たときに困ったりするものです。そこで、トイレの収納場所としておすすめなのがお風呂場です。
お風呂場に置くメリットは幾つかあります。例えば、換気扇があるので臭いの問題も解決できる、周囲が汚れてしまったときでも水で流すことができる、人目につかないといったメリットです。

■猫の暮らしやすい部屋づくり!リフォームとリノベーションの費用とは

壁に穴を開けても問題がない家に住んでいるのであれば、キャットウォークやネコ専用のステップをDIYで作ることができます。

キャットウォークやステップを作るのに必要になるのが板とL字金具とビスです。キャットウォークに使えそうな180cm×23cmの板は2,0003,000円ほど、L字金具は1,0002,000円ほど、ビスは500円ほどで購入することができます。
90cm×90cmほどの腰カベパネル4枚セットが4,0005,000円程度で販売されていますので、それを壁に貼ると猫の爪とぎで壁がボロボロになってしまうことを防ぐことができます。
また、猫がフローリングでも爪とぎをしているのであればペット用のクッションフロアを敷いてフローリングが傷つかないようすることができるでしょう。180cm×1mのクッションフロアは1万円~販売されています。
マンションに住んでいて猫と一緒に暮らすために本格的なリフォームやリノベーションをしたいという場合は、どれくらいの規模のリフォーム・リノベーションをするかで費用が変わってきます。具体的な費用は相談しましょう。

リフォームをするかリノベーションをするかで悩んでいる場合は、今住んでいる家を猫と一緒に暮らしやすくするために少し工夫を施したいというのならリフォームを、猫が暮らすために部屋の配置・つくりを大幅に変えたいという場合はリノベーションを選ぶと満足のいく部屋づくりができるはずです。

WRITER
安井 俊満
マーケティング

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