新築時はピカピカだったフローリングも時間の経過とともに傷んでしまいます。リノベーションすれば雰囲気が変わるだけでなく、素材次第で機能性も高まります。どのように行えばいいのか、リノベーションのタイミングや床材の選び方などを紹介します。

フローリングをリノベーションするタイミングとは

一般的にフローリングの寿命は1020年ほどといわれています。床材の変色や目立つ傷など見た目の変化、歩く時のたわみやきしみ音など物理的な変化があればフローリングをリノベーションするタイミングです。

床材の変色は日光や湿気、目立つ傷は日常的な動きや重たい家具、砂ぼこりなどが原因です。歩く時にたわむのは床の下地が傷んでおり、きしむのは床材そのものが変形している可能性があります。
またフローリングの劣化と関係なく、部屋の雰囲気を変えたい時もリノベーションのタイミングです。ライフスタイルによって防音や保温など特定の機能を強化したいなら床材の変更で対応できるでしょう。バリアフリーなどで段差を無くしたい時もリノベーションは効果的です。

床のリノベーションの選択肢とは?

フローリング以外にも床の素材はたくさんあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。どのような用途に向いているのか比較してみましょう。

□フローリング
ベニアを貼り合わせた合板に木目調のシートや板を貼り付けた床材です。水や傷に強く、手入れが簡単で、割れや反りとも無縁なので幅広く使われています。防音加工されていれば階下まで音が響く心配もありません。他の素材よりも床暖房に適しているメリットもあります。機能性が優れている反面、無機質で凡庸な印象を与えがちなところは好き嫌いが分かれるでしょう。

□フロアタイル
ポリ塩化ビニル(PVC)の樹脂で作られたタイルです。表面を印刷、エンボス加工することで、木や石などの見た目や質感を再現しています。フローリングよりも種類が豊富で値段も安く、部屋のサイズに合わせて加工しやすいのがメリットです。傷がついたらその部分だけを交換できます。一方で重たい家具の跡がつきやすく、フロアタイル同士の継ぎ目から水が下地へと染み込みやすい点は注意が必要です。

□畳
昔ながらの日本家屋に不可欠の畳は今も和室用の床材として健在です。最近では従来と異なる色やデザインの畳も増えています。湿度を調節する機能があり、防音効果も高めです。何よりその匂いや肌触りに癒される人も多いのではないでしょうか。椅子よりも床に座りたい人向きです。ただし畳はホコリが溜まりやすくダニの温床にもなります。色褪せしやすく擦れにも弱いため5年を目処に表替えや裏返しなどのメンテナンスが必要です。

□カーペット
畳と同じく、かつては床材の主流だったカーペット。毛羽やループのある生地によって保温に優れ防音効果もあり、滑りにくく万が一転倒しても衝撃を和らげてくれます。子どもや高齢者のいる家庭の床材にすると安心です。その造りゆえにホコリやダニ、臭い、汚れがつきやすいというデメリットはありますが、最近では特殊加工でこれらを防ぐカーペットも増えています。

□コルク
近年、床材として注目されているのがコルクです。ワインの栓に使われているのと同じくコルク樫の樹皮を粉砕した後、圧縮して作られます。畳やカーペットと同じく保温性や防音効果がありクッションにもなりながら、両者の欠点であるホコリやダニが発生しにくいのが大きなメリットです。アレルギーで畳やカーペットを諦めていた家庭におすすめです。他の素材と比較すると値段が高くて種類も少ないところはデメリットといえます。

マンションでもリノベーション可能!無垢フローリング張替えの注意点とDIYポイント

マンション住まいでもフローリングのリノベーションは可能です。同じフローリングでも「無垢材」に変更するだけで部屋の雰囲気や快適さが変わるでしょう。天然の木をそのまま加工しており、肌触りが良くて木の風合いを楽しめる他、湿気を調節する機能もあります。傷ついたら表面を削るだけです。
ただし張り替える前にはマンションの管理規約をクリアする必要があります。多くのマンションでは防音対策のため、使える床材に制限があるのです。「L値」という等級で表され、多くのマンションの管理規約ではL-45以下を指定しています。基準を満たすには、さらに遮音材が必要になるかもしれません。
もっともすでにあるフローリングに別の床材を重ね張りするくらいなら、管理規約をクリアしやすいしょう。フローリングをはがす手間がないため自分で簡単にリノベーションできます。短期間で完了し、業者に依頼するよりも安上がりです。
上張りする前には、床の高さがどれくらい変わるか確認しましょう。ドアが開閉できなくなったり掃き出し窓と段差ができたりするからです。上張り用の薄い床材も販売されています。
張る向きは部屋の長辺に沿うのが基本で、奥行が広く見えるメリットがあります。フローリングはフロアタイルのように加工しやすいわけではないので、事前に端まで隙間なく張り替えられるようサイズの確認が必要です。まずは寝室など小規模な部屋から挑戦してみましょう。

まとめ

フローリングは寿命や気分に応じてリノベーションすると雰囲気も機能もチェンジできます。DIYなら従来のフローリングに重ねる上張りが簡単です。それぞれの床材のメリットとデメリットを理解して、快適な部屋を目指しましょう。

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この記事を書いた人
安井 俊満
安井 俊満 マーケティング

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